キャットフードの製造方法

猫の主食であるキャットフードは、今やたくさんの種類が流通しています。猫の飼い主として、毎日猫が口にするキャットフードの製造工程は気になるところでしょう。
今回はそのキャットフードの製造方法について、ドライフードとウェットフードに分けてご紹介します。

ドライフードの製造工程

まずは総合栄養食であり、広く主食として猫が食べている、ドライフードの製造工程を見ていきます。

原材料が到着するまで

ドライフードはそれぞれ原材料が異なります。ペットフードを開発している企業がレシピを決定し、製造業者へ原材料の発注を依頼するところから、キャットフードの製造はスタートします。
発注された原材料は多いもので1トン以上、少ないものでは数十キログラム程度の単位で工場へ運ばれ、巨大な貯蔵施設で保存されます。

粉砕・混合

フードの生地を作るため、保存してある原材料を粉砕し、混ぜ合わせます。均一に粉砕して混合することで、加熱処理がしやすく、消化率を高めるなどのメリットがあります。
この生地は「ドライミックス」と呼ばれます。

押出成形

生地は蒸気によって100℃に加熱されます。その後エクストルーダーという押出成形機によって、120~160℃に更に圧力を加えながら加熱されます。機械から出ると、すぐに均一な大きさに切断されます。
加熱される工程で栄養素も失われてしまうため、熱で失われる栄養素はあらかじめ多めに配合するなどの考慮がされています。

乾燥

成形したばかりはまだ柔らかく、水分含有量も多い状態です。オーブンなどで乾燥させることにより、ドライフードの特徴である、常温で保存可能な水分含有量に変化します。水分を中に閉じ込めてしまわないよう、徐々に高温にして乾燥させるのがポイントです。

冷却

高温で乾燥させた後は、ドライフードを冷まします。冷却する場合も、ひび割れを防ぐために徐々に低温にします。
この工程で、熱によって失われた栄養素を補うため、必須栄養素をサプリメントで添加します。場合によっては猫の嗜好性を高めるため、見た目や匂いを整えるための添加物も加えることがあります。

袋詰め

最後は規定量を計量装置によって自動的に計測し、袋詰めすることで、製品が完成します。完成したものは密閉された状態で出荷、または倉庫にて保管されます。

ウェットフードの製造工程

次は缶詰型のウェットフードの製造工程をご紹介します。

原材料の前処理

まず原材料を洗浄したあと、頭、内臓、骨などと身を分離します。

混合

原材料を混ぜます。製品によって大きさが決まっている場合は、その大きさに揃えてから混合します。ここで栄養素を補うためのサプリメントや添加物も加えます。

缶に詰める

混ぜ合わせた原材料は缶に詰め、空気を抜いた後に密封します。尚、缶の中は完全に真空ではなく、少しだけ空気を含みます。

加熱・滅菌

密封後、過熱することで滅菌します。これにより、保存料を使用しなくても長期保存が可能です。その後すぐに冷却し、完成です。

まとめ

キャットフードの製造工程について、ドライフードとウェットフードに分けてご紹介しました。ドライフードは人間が口にするスナック菓子と製造方法は大差ありません。ウェットフードも人間用の缶詰の製造方法とほぼ同様です。
このように、人間が口にする食べ物と同様、キャットフードも高い品質を保つための工夫が製造工程に現れています。

猫が毎日食べるキャットフードの知識として、知っておきましょう。

【参考文献】
キャットフードの作り方
l http://www.netgamermt.jp/sakuseihouhou.html
キャットフードに含んではいけないもの
http://www.blockblog.jp/ng.html
無添加にこだわって作られたフード
http://www.frontier-k.co.jp/ranking.html