ドライキャットフードのメリット・デメリット

ドライキャットフードは水分量が少なく、小さい粒状に固められているタイプのキャットフードです。キャットフードの主なタイプとして、他にウェットタイプのものが存在しますが、それと比較した場合のメリットやデメリットについて紹介していきます。

メリット

安価

まず挙げられるのは、何といっても大容量で安価ということです。もちろん種類や含まれている栄養成分にもよりますが、ウェットフードと比較して安いわりに量も多いことがほとんどです。
多頭買いをしている場合には経済的にもかなりのメリットになるのではないでしょうか。

長期間保存が可能

次に、開封後にも長期間の保存が可能という点です。これは乾燥しているという特徴によるもので、例えば出しっぱなしにしておいても劣化が遅く、少量ずつしか食べない猫に対してもそれほど劣化を考慮することなく与えることができます。ウェットフードの場合は封を開けてから20分ほど空気に触れると味が劣化しますが、ドライフードの場合はお皿に出してから1時間ほど持つといわれています。
開封後なるべく空気に触れないようにすれば、目安として約1ヶ月保存できます。そのため、1ヶ月以内に消費できるような量のキャットフードを購入するようにしましょう。

栄養バランスが良い

次は栄養面からのメリットです。ドライキャットフードは総合栄養食であり、ドライフードと水だけで成長に必要な栄養素を摂取することができます。そのため、他のキャットフードと合わせて与えなくてもそれだけでバランスよい栄養を与えられます。

虫歯になりにくい

そしてドライキャットフードは乾燥していて硬いため、歯に付着しにくく、歯石になりにくいというメリットもあります。
但し、付着しにくいというだけで付着しないということではないため、定期的なデンタルケアは必要です。

デメリット

様々なメリットを挙げましたが、逆にデメリットとなることもあります。

水分が少ない

乾燥していることで長期間保存できるというメリットを挙げましたが、逆に乾燥していることのデメリットも存在します。
それは、水分補給が別途必要になるということです。水分不足になると泌尿器系の病気のリスクなどが増加しますので、予防のためにも水分をきちんと補給させなければなりません。
水分を摂取するのが苦手な猫には、ウェットフードで水分を補うなどの配慮が必要となります。

炭水化物が多い

本来猫は肉食動物のため、たんぱく質が必要ですが、炭水化物(穀物)は必要ありません。ドライキャットフードの中には炭水化物が多く含まれるものもあり、それはデメリットの1つとして挙げられます。消化が苦手な猫の場合、お腹を壊してしまう可能性もあるので注意が必要です。
ではなぜ炭水化物が含まれているかというと、その理由の1つにドライキャットフードの生成過程が挙げられます。ドライキャットフードは原料を混ぜ合わせて固めるのですが、その形を形成するためのつなぎとして穀物が利用されています。また他の理由として、安価に提供するため高価な肉、魚の代わりに安い穀物を多く混ぜているということも挙げられます。
但し、このデメリットはキャットフードの原材料を見ることで穀物の割合が少ないものをある程度選別し、回避が可能です。例えばグレインフリーなど、穀物不使用のものを選ぶなどが1つの方法として挙げられます。

嗜好性がウェットフードより劣る

最後にドライキャットフードのデメリットとして、嗜好性があまり高くないということが挙げられます。猫によってはドライフードをほとんど食べてくれないというケースもあるようです。どうしてもウェットフードなど、本来の猫の食事に近いものの方がより嗜好性が高く、食いつきが良くなる傾向があります。
特に同じ種類のドライフードを与え続けると猫が飽きてしまい、なかなか食べてくれなくなります。その場合はウェットフードと混ぜたり定期的に味を変えたり、工夫して給餌することが必要になります。

まとめ

ドライキャットフードのメリット・デメリットについて述べました。
メリットは安価で長期間保存でき、栄養価が高く虫歯になりにくいという点です。
反対にデメリットとしては、水分が少なく他の方法で補う必要がある点、猫に必要のない炭水化物が含まれている点と、嗜好性がウェットフードより劣る点を挙げました。
良い点と悪い点を把握することでより快適な食事環境を整え、猫の健康維持に役立てましょう。

【参考文献】
ドライキャットフードの選び方
http://キャットフード.tv/選び方.html
穀物を使用しているキャットフード
https://www.mozart2006.net/eng/tid_lambach_16111/direktlink.php