ドライキャットフードのふやかし方

ドライキャットフードは猫にとって、総合栄養食として重要な食事です。しかし、子猫や老猫はそのまま与えても硬くて食べられない場合があり、その場合にはドライキャットフードをふやかして与える必要があります。
ではその具体的な方法や注意点、考慮すべきポイントはどのようなものでしょうか。それらについて詳しく解説していきます。

ドライキャットフードをふやかすメリット

まず、ドライキャットフードをふやかす際のメリットについて簡単に記載します。それは主に以下のようなものが挙げられます。

  • 大抵のウェットフードよりも栄養価が高い
  • 消化がしやすくなる
  • 匂いが増し、食欲を刺激する
  • 水分を一緒に摂取することができる

ふやかして食べさせるのであればウェットフードを与えるのと一緒ではないか、と思われるかもしれませんが、ドライキャットフードは比較して栄養価が高いことが多いです。それから、食欲が低下している場合に有効な手段でもあります。

ふやかし方のポイント・注意点

それでは具体的にどのようにしてふやかして与えればよいのか、どこに注意すべきなのか解説します。

人肌程度のお湯でふやかす

ふやかす際のお湯の温度について、1番効果的なのは30度~40度程度のぬるま湯です。理由としては、温かい方が匂いを強く発することで食欲が増し、ふやけるまでの時間も水より短くなるからです。
器にドライフードを移して、浸かる程度のお湯で10分~15分すれば徐々に柔らかくなります。
硬さをチェックして指でつぶせるくらいになったら与えてあげます。
逆にそれ以上熱いお湯でふやかしてしまうと、栄養素が破壊されてしまう可能性があるといわれています。それからそもそも猫は猫舌といわれるくらい熱いものが苦手ですし、野生の猫が口にするものの中に40度以上のものは存在しません。
いずれの理由からも熱すぎるお湯でふやかすのは避けた方がよいでしょう。

細かくしてからふやかす

粒が大きいままですとドライフードがふやけるまでに時間がかかります。ドライフードは製造工程の中で油によってコーティングされているものが多いため、水が浸透するのに時間がかかってしまいます。もう少し時間を短縮する方法として、予め粒を細かくしておくのが有効です。
具体的な手段としては、フードプロセッサーを使用する方法やすり鉢を使用する方法、単純に袋に入れて棒状のもので叩いて細かくする方法などが挙げられます。

お湯(水)以外のものでふやかす

通常お湯でふやかすことで問題はないのですが、猫の状態によってはそれ以外のものを使用してふやかした方が有効な場合もあります。
例えば離乳の時期を迎えた子猫の場合は、ミルクでふやかしてあげた方がより食欲面、栄養面の両面で効果的です。それから、お湯でふやかすということは単純に食べる量が増えるということなので、あまり量を食べられない場合はウェットフードのスープ・シチュータイプを混ぜてふやかした方が少ない量から多くの栄養を摂取できます。

ふやかす場合は1食ずつ

注意点として、ドライフードをそのまま保管する場合と異なり、1度ふやかすと保存ができなくなります。そのため、まとめてふやかして小分けにして与えるということはできず、基本的には1食分だけを与える時にふやかしてあげるという流れになります。
また、お湯やミルクが多すぎた場合に食事を食べきれないと、そのお湯やミルクに溶け出した栄養を摂取できていないことになりますので、与える量についてもしっかりと考える必要があります。

まとめ

ドライキャットフードをふやかして与える際のポイントや注意点について解説しました。
基本は1食分の量を人肌程度のぬるま湯で暫く置いておくことで、問題なくふやかすことが可能です。その他、時間の観点や栄養の観点からふやかし方を工夫することで、より効率的、効果的に給餌できます。
猫の健康な生活をサポートできるように、是非参考にしてください。

【参考文献】
ドライタイプとウェットタイプではどちらが良い?
http://www.filmworks-online.com/002.html
キャットフードはどのくらいの温度であげると良い?
https://www.vierstra.com/4images.htm