ウエットキャットフードの与え方

ウエットフードは大きく分けて総合栄養食と一般食がある

「種類が多過ぎて、どれを選べばいいのかわからない?」という飼い主さんの声があるぐらい、本当に色々な種類とタイプが豊富なのが、ウエットキャットフードです。
ウエットフードは基本的に総合栄養食と一般食に分けられます。
総合栄養食とは、猫に必要な栄養素がバランスよく配合されているものです。しかし、後述するようなデメリットがあるので、ウエットキャットフードを主食として与えるのは、年齢やタイミングで必要になるまでは、なるべく控えたほうがいいでしょう。
一般食とは、総合栄養食(ドライフード)のトッピングやおかずとしてなど、補完食として使用するためのものです。基本的には総合栄養食のドライフードにウエットフードの一般食を混ぜた食事を与えるというのが、一般的です。

ウエットキャットフードの良いところ

水分含有量が70~75%以上のものが、ウエットキャットフードとされています。水を飲むことが苦手な猫にとっては、食事をしながら水分補給できるという理想的なフードです。更に、猫の嗜好性にあわせて、味や素材の種類が豊富に揃っていて、一食分の鮮度も保たれています。その上、高タンパク質、低カロリーのものが多いのも特徴なので、愛猫の食欲が落ちた時はもちろん、病気や疾患をサポートする必要がある時期(薬を飲ませる、特定の栄養成分の摂取目的等)などは、積極的に上手く活用してください。

ウエットキャットフードの種類と与え方

ウエットキャットフードは、大きく3つに分類されます。
一つ目は、肉や魚などの素材の食感が多く残るフレークタイプです。食感があるので猫にとって食べごたえがあり、満足感が高いのが特徴でしょう。ドライフード(総合栄養食)のトッピングやおかずとして最も適しているのがこのタイプです。

二つ目は、数種類の素材が混ざりペースト状やムース状になったパティタイプです。
他のフードとも混ぜやすいため、食欲が落ちた時や自力で食事が摂れない時などに適しています。また、溶解性も高いので、離乳食やシニア猫の食事として使ってみてもいいでしょう。

三つ目は、水分量が一番多い、スープ・シチュータイプです。そのままトッピングすることはもちろん、水やお湯の代わりにドライフードをふやかしたりするのにも適しています。最も水分補給に向いているタイプです。どのタイプを選ぶとしても、インターネットや専門医等から情報を得て、愛猫の年齢や体重、
目的に見合った1日の必要カロリーを意識して、必ず適量を与えるようにして下さい。

ウエットキャットフードを与える際に気をつける点

ドライフードに比べて、その特性からどうしても猫の歯に歯垢が付きやすくなります。歯垢は歯周病を引き起こす要因にもなりますし、それに伴って口臭の原因になる傾向もあります。歯周病は悪化すると、治療が本当に大変で、時には愛猫の命に関わることにもなりますから、食後の歯のケアは特に大事になることを覚えておいてください。
愛猫の食いつきがいいからといって、ウエットキャットフードばかりを与えていると、歯に悪いばかりか、顎の力も弱くなったり、下痢をしやすくなったり、栄養が偏ってしまい、それが原因で病気になってしまう事などもあるので、与え過ぎにはくれぐれも注意をしてください。
また、ウエットキャットフードは、水分が多いので、どのタイプでも開封後の劣化が早く、保存が効かないため、なるべく一回の食事で使い切れるものや、最低でも一日で使い切れる量のものを選ぶようにして下さい。
大切な愛猫の健康を支える毎日の食事です。
年齢や健康状態に見合った適量やタイミングを考えながら、好みの味や素材を見つけてあげて、飼い主さんにとっても愛猫にとっても、楽しい食事になるよう心掛けてみてください。

【参考文献】
体調に合わせてキャットフードを選ぶ
https://ballplayers.jp/trouble.html