スープ・シチュータイプのキャットフード

キャットフードにはドライフードと呼ばれる固形タイプのフードと、ウェットフードと呼ばれる水分を多く含むフードがあります。それぞれ特徴があり、飼い主さんはその特徴を知った上で猫に与えていることと思います。中でもウェットフードはタイプが豊富で味もたくさんの種類があります。猫もウェットフードのほうを好むことが多いようです。ウェットフードの中には肉や魚の身の食感を大事にしているものやスープ状のものシチュータイプのもの、ペースト状になっているものまであります。今回はスープ・シチュータイプのキャットフードについて取り上げてみたいと思います。

スープ・シチュータイプのキャットフードの特徴

ウェットフードの特徴として、ドライフードに比べて格段に水分量が多いということが挙げられます。猫は水分をあまり摂取しない傾向があるので、積極的に水分を摂らせる必要があります。水が足りないと膀胱炎や腎臓などの病気になりやすくなるので、そうならないように水分が多く含まれているウェットフードを与えて水分を補給するのです。ウェットフードの中でも水分が多いのがスープ・シチュータイプのウェットフードです。
肉や魚の形を少し残して柔らかく煮込んだもの、素材の形を残しつつとろみをつけたもの、素材を煮込んで完全にスープ状にしたもの、とろりとした食感のシチュータイプのものなど、種類は様々です。だいたいのスープ・シチュータイプは水分量が90%前後あり、水分を取るには最適なキャットフードです。

スープ・シチュータイプのキャットフードの与え方

猫に栄養を摂らせるためにフードを与える時は「総合栄養食」というものを与えます。この総合栄養食は、このフードだけ与えていれば猫が生きていくための栄養が摂れるというものです。市販されているドライフードはほとんどのものがこの総合栄養食なのですが、ウェットフードは「一般食」というものが多いのです。一般食とはそれだけでは栄養が摂れない補助食のようなものです。おかずのようなイメージで総合栄養食をメインで与えて、時々おかずやおやつのような感覚で一般食を与えるのが適した与え方です。
スープ・シチュータイプのキャットフードは一般食として市販されているものが多いので、水分を摂取させるために補助食として与えるのがいいのです。

スープ・シチュータイプのキャットフードの使い方

スープ・シチュータイプのキャットフードは水分が多く、総合栄養食とまではいきませんが栄養がその中に含まれています。そのため、食欲が落ちた老猫や病気をしている猫へ栄養補給・水分補給として与えるとすすんで食べてくれることが多いのでおすすめです。
また、ドライフードにスープ・シチュータイプのキャットフードをかけて少し温めてふやかして与えることでドライフードが柔らかくなり、歯が弱ってきた猫でも食べやすくなります。ドライフードには猫に必要な栄養がしっかり含まれているため、このようにして食べさせることで猫に必要な栄養が摂れます。また、病気やケガをした際に薬を与えることがありますが、薬をスープ・シチュータイプのキャットフードに混ぜて与える方法があります。錠剤の場合は砕いてフードに混ぜます。こうすることで猫が嫌がることなく薬を飲んでくれるのです。薬をフードに混ぜる際は薬を処方してもらった際に病院へ確認してからにしましょう。

スープ・シチュータイプのキャットフードを与える時の注意点

ウェットフードは風味が良く、素材も猫の嗜好に合ったものなので猫が好んで食べてくれます。中にはウェットフードを与えるようになったら、ドライフードをあまり食べなくなってしまう猫もいます。しかし、ウェットフードは水分が多いため歯にくっつきやすく、歯周病の原因となってしまいます。そのため、ウェットフードを与えるときには猫の歯のケアが必要です。口の中を触られるのが嫌いな猫に歯磨きをするのは一苦労です。また、スープ・シチュータイプを含むウェットフードは水分含有量が多いため、開封したら日持ちしません。ですから、開封したらすぐに食べきることが大切です。

まとめ

猫のフードは多種多様で、それぞれの良さがあります。スープ・シチュータイプのものは風味が良く、水分含有量が多いため水分を摂らせるために使うことができるのは最大のメリットといえます。しかしこれだけでは栄養は摂れませんので、ウェットフードよりも安価で栄養が豊富なドライフードと併用してスープ・シチュータイプのキャットフードを取り入れるのが良い方法です。
猫の健康のために、スープ・シチュータイプのキャットフードをうまく猫の食生活に取り入れましょう。